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- 2011/10/26 17:20
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◎原因
再生不良性貧血の原因は、
『先天性』と『後天性』
に分けて考えられる。
◇遺伝子異常による
先天性再生不良性貧血を、
ファンコニー貧血
(Fanconi anemia)と言う。
この遺伝子異常があると
DNA架橋剤への暴露による染色体異常が起きやすく、
造血幹細胞がアポトーシスに陥りやすくなる。
先天性再生不良性貧血は
常染色体劣性遺伝である。
◇後天性再生不良性貧血は
さらに、『後天性』と
『二次性(続発性)』
に分けられる。
◇特発性再生不良性貧血は、
その名の通り原因不明の疾患である。
しかしながら近年では、
遺伝子異常や免疫学的機序の異常の関与が指摘されている。
◇二次性再生不良性貧血の原因は様々なものが知られている。
ウイルス性肝炎は、
二次性再生不良性貧血の原因の中で最多である。
肝炎発症後1~3ヶ月で発症するが、
原因となるウイルスについては、
既知のウイルスではないと考えられており、
未だ同定されていない。
また、
抗癌剤
ベンゼン
および誘導体、
無機砒素化合物など
は本症を引き起こす可能性がある。
抗生物質
抗痙攣薬
抗甲状腺薬
鎮痛薬
糖尿病治療薬など
の一部も挙げられている。
しばしば起こすものとして因果関係が証明されているのは
クロラムフェニコールのみである。
◇放射線も二次性再生不良性貧血の原因となる事がわかっている。
主に、体内に入った放射性物質による放射線の作用による。
1954年3月、
ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験によって
『死の灰』
を浴びた第五福竜丸 の船員は、
東京大学医学部において
「急性放射能症」
と診断された。
しかし患者の骨髄にストロンチウム90等の放射性同位体が沈着し、
ベータ線を放出して造血細胞を破壊した事による造血機能の障害を認めた主治医の三好・熊取の両博士によって
『急性汎骨髄癆』
(きゅうせいはんこつずいろう)
の病名が与えられた。
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