シュウさんとモバ友になろう!
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- 2017/8/16 1:28
- 悪影響を受けないように子供を育てる
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- インターネットもテレビも悪影響
そう考える真面目な親もいます
少女の親もそうでした
少女の両親は、インターネットやテレビに染まった人達と接することも悪影響だと考え、少女が悪影響を受けないようにと、少女が産まれるとすぐに、少女を地下シェルターに隔離しました
それからずっと、少女は16畳の地下シェルターで過ごし、一度もそこから外へ出たことはありません。
両親は朝、朝食と昼食を用意すると仕事へ出かけて行きます。
その際、必ず地下シェルターの外から鍵をかけ、少女が外の世界に出ないようにします
18時頃になると、両親は帰宅し、一緒に夕食をとります
少女はその間勉強をしています
しかし、分からないことでいっぱいです
少女「ねぇお母様、太陽って何かしら?あと、夕焼けってどんなものかしら?」
少女は、空も海も月も雲も雨も雷も土も花も動物も見た事がありません
少女はお話の中にだけ登場するそれらを、少女なりに想像しながら読み、憧れていました
ある日、少女が13歳の誕生日を迎えた日、
両親が植木鉢を持って帰って来ました
少女は初めて土を見て触りました
少女への誕生日プレゼントです
少女は両親に言われ、毎日植木鉢に水をやりました
するとある日、植木鉢から小さな芽が出ました
少女は驚きました
そして尋ねました
「あなたは誰?」
すると芽は答えました
芽「ぼくはひまわりさ。太陽めがけて花を咲かすのさ」
少女「えっ?あなた、お花を咲かせられるの!?すごい!あたし一度でいいから、お花見てみたかったの!ねぇ、見せて見せて」
芽「すぐには無理さ。それにね、ここじゃ太陽が見えない。ねぇきみ、お花見せてあげるから、太陽が見えるところへ連れて行っておくれよ」
少女「うん!行こう、あたし行ってみたい!」
少女は、両親が寝静まってから、植木鉢を持ち、こっそりと地下シェルターの扉を開け、まだ夜が明ける前の外の世界へ出かけて行きました。
- インターネットもテレビも悪影響