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    • 2019/1/21 5:01
    • 認知症の母、病院を脱走して帰宅。
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    • 1/18を明けて19日の深夜2時すぎ、不意に窓を叩くノックに起こされた。


      コンコン、コンコン。

      「ことぶきー!」


      コンコン。


      母の声がする。

      かれこれここ二ヶ月半は入院中だった筈の、母の声。

      まだ先生からは退院の話はないし、むしろようやく外出許可は出せますという事で、シフトとの兼ね合いを調整中だった。

      が、深夜二時。


      跳ね起きて玄関に走ると、寝間着を着た母が本当にいた。


      タクシー運転手さんの、「私、本当に乗せてきて良かったのでしょうか?」という、困惑を背後に背負って。


      認知症もいよいよここまで来たのかと、頭を抱えつつ、とりあえずタクシー代を払う。

      間にひとつ市をまたぎ、4駅は離れている国立病院からの深夜料金、5,000円。

      入院着を着て足を引きずる老婆を、希望通りに乗せてきたパニック運転手に請求されるまま料金を支払い、運転手の言い訳を聞き流しながら、担当者の名前を聞いて更に領収証も切って貰った。


      帰り着いてほっとした母、逃げ隠れる猫。

      病院から鳴らされる、深夜の着信。


      母が姿を消したので、もしかして帰宅していませんか?と、切迫した看護師さんの声が、今にも泣き出しそうだ。


      まさにタクシーから降りて、料金を支払った直後の出来事だった。

      帰ってきました。
      本人は無事で、怪我も特に見当たりません。様子は落ち着いています。
      今夜はこのまま自宅で様子を見て、朝病院に送っても良いでしょうか。

      深夜2時15分、病院から脱走して、わずか30分後の出来事である。



      恐るべし、火事場のばか力。

      主治医の許可が出たので、そのまま朝まで待機。

      病院では日常生活のあらゆる場面に介助が必要な状態だったが、逃げ出す時にはそこ数分で、健康体でも面倒に感じるほど移動距離のある大きな国立病院内をスタスタと、4階の病棟からタクシー乗り場まで移動したらしい。


      そして翌朝母を病院まで送り届け、看護師さんとの間で相談して帰宅願望を叶えましょうとなり、先生からは外泊許可を頂いて、仕事終わりに母を迎えに行きました。

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