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- 2012/3/14 2:40
- 大震災から一年
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- 大震災から一年、仙台で被災した息子が久々に先日帰省し、ゆっくり話すことが出来た。
今までも経験談は何度となく聞いたが、ちょうど一年目のこの日、
これまで聞いたことがない、初めて聞く実態と事情が見えてきた。
大して被害はないと聞いていたが、問題は心の傷だ。
全てのインフラが停止した自宅での闘い。
暗闇と、寒さと、まったく情報がない現実・・・、
時とともに深まる空腹のやりきれなさ。
避難所では、これまたきれいごとでは済まない現実。
それと微妙な人間関係などなど。
きっと恐ろしい経験だったんだろう。
その日、テレビで報道される震災特番も一緒に見た。
「この教訓を忘れず、後世に伝えるべき」とのコメントも多い。
それはもっともだし大切だとは思うけど、被災した人々にその責任を押し付けていいのかな…
心の中に何か重いものを背負ったまま、生きてゆけってことか？
それはあまりにも辛すぎる現実だ。
彼は「早く忘れたい」と言った。
「忘れていいんだよ」と私は返した。
- 大震災から一年、仙台で被災した息子が久々に先日帰省し、ゆっくり話すことが出来た。
