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- 2011/7/25 20:22
- ハートピア物語 第七部 第七話
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- 「蝉」
9月に野口は柔道初段の昇段審査を受けることになってしまった。
一方、今夏、南アフリカでは、ワールドカップサッカー世界大会が始まっていた。日本は、初戦の対カメルーン戦では、1-0で、見事に勝利を飾った。
そんな晴れの日の休日にノグティーはハートピアの卒業生のN君と映画「劇場版トリック3」を観に行った。N君は、大変、満足気だった。
結局、ワールドカップサッカーで日本は予選で2位となり、決勝トーナメントへと駒を進めた。
「日本のサッカーも世界に通用するサッカーになったな。」
今日もひだまりを営業する、ノグティーだった。喫茶店は、大繁盛だった。この夏、ハートピアきつれ川では、ボーナスが出た。外ではミンミンと蝉が鳴いていた・・・。
それから、7月8日には栃木県宇都宮市で、ハートピアを退職されたHさんと地域生活支援センターの職員との食事会があった。場所は宇都宮市桜にある「明治屋」だ。次から次へと出る懐石料理に、一同は舌鼓をした。Hさんとの楽しい歓談の後、全員でお見送りをして、別れを惜しんだ。
次の日の午後は喜連川体育館で、レクリェーションがあった。種目は、ソフトバレーボールとバドミントンだ。ノグティーはソフトバレーを4試合やり、結果は、3勝1敗だった。
そして、今年もハートピアきつれ川夏祭りが開催されることになる。日時は、喜連川花火大会と同じ8月15日、日曜日だ。
「昨年と同じく、今年も晴天の中での花火大会になるといいな。」
梅雨も、もうそろそろ、明けそうだ。
今日も、高根沢町の柔道教室でテンションを上げまくって、ハートピアきつれ川の夏祭りの大成功と、9月の昇段審査の合格を目指す、ノスタルジック・カフェだった。(つづく)
- 「蝉」
