ノグティーさんとモバ友になろう!
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- 2011/7/25 7:12
- ハートピア物語 第七部 第五話
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- 「蕾」
春になった。蓮城橋に桜咲き誇る季節となった。
ハートピアきつれ川では球技大会があった。種目はソフトバレーボールだ。4チームでの総当たり戦の中で、ノグティーのチームは3位だった。
大会の後は、ささやかな食事会とどたんばクライマックスによる生ライヴも行われた。
3月21日にさくら市のお好み焼き屋、道頓堀でメンバーのHさんとWさんの送別会があった。ハートピアの多数のOBが、二人との別れを惜しんだ。Hさんは、Oさんを、しつこく故郷の神戸へと勧誘をしていた。
今日も、晴れの日の中、桜並木を通勤して、ひだまりを営業していると、Sさんがやって来た。Sさんは、ホットカルピスを飲んで帰っていった。
そして、ハートピアきつれ川は14年目の春を迎えた。
メンバーさんのWさんの卒業式が2階とちの間で行われた。会食をしながら、
「もしも、夢だけど、俺が結婚式を挙げるとしたら、こんな、寂れた旅館がいいな・・・。」
と呟く、ノスタルジック・カフェだった。
それから、4月10日、土曜日、ハートピアきつれ川で、桜まつりがあった。いろいろなイベントや、出店がハートピアガーデンで、あった。出店は、ごはん、焼そば、けんちん汁、日本そば、フランクフルト、などだった。ノグティーは、ひだまり担当だった。野口は、忙しそうに、アイスコーヒーやホットコーヒーを作っては運んでいた。
イベントは、大成功だった。
そんな、月曜日の昼下がり、ノグティーはひだまりを営業しながら、CDラジカセでブルース・スプリングスティーンのライヴCDを聞いていた。
「俺も、このお方のように、太く、長く、生きたいな。」
ソウ思う、ノグティーだった。
30日には、支援センターのイベントで、カラオケがあった。カラオケバンバン氏家店で、職員のAさんとメンバーさんたちは盛り上がった。ノグティーは、長渕剛さんの「しあわせになろうよ」を歌った。
ハートピアきつれ川15周年へ向けて、ノスタルジック・カフェもハートピアも、走り出した。
ノグティーは、半年振りに新極真空手宇都宮本部道場の練習へと顔を出した。
「俺の拳で、ホテルを再開させてやる。」
夏は、もう、近かった。(つづく)
- 「蕾」