ノグティーさんとモバ友になろう!
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- 2011/7/24 6:46
- ハートピア物語 第七部 第四話
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- 「都忘れ」
喜連川に雪が降った。野口はその日、休みになってしまった。
次の日、ハートピアきつれ川へ出勤すると、また雪が降ってきた。ひだまりは午前11時で閉店となってしまった。
ようやく晴れの日になり、ひだまりを開けると、ノグティーはSさんと雪掻きをした。
とある日、ノグティーは柔道教室へと行った。すると、2級昇級審査を受けることになってしまった。次の週の練習では、野口はOさんにマンツーマンの猛特訓を受けた。
審査は2月28日に、矢板市武道館で行われた。Oさんから教わった受け身で軽く2級試験をパスした。すると、野口はその場で1級試験も受けることになってしまった。1級審査には、試合もある。
試合の結果は、3勝1敗だった。1級を合格したノグティーは、その後、認定証をいただいた。
春先にもなると、ノグティーはひだまり勤務の後に、SさんとWさんと、カラオケへと行った。ノグティーはGLAYの「BELOVED」を、Sさんはヒルクライムを、Wさんはラルク・アン・シエルを歌った。
「ハートピアにも、春は、やって来るのだろうか。」
今日もひだまりを営業する、ノスタルジック・カフェだった。
3月に入り、ノグティーは友達のN君と、ベルモールまで、映画「ライアー・ゲーム ザ・ファイナルステージ」を観に行った。ノグティーの頭の中は、いつでも春だった。
『冬は必ず春となる』
それから、野口は久しぶりに鬼怒川グリーンパークでマラソンをした。
「来年までには、柔道初段を取ろう。」
そう、気持ちに誓う、ノグティーだった。(つづく)
- 「都忘れ」