アヤさんとモバ友になろう!
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- 2012/3/8 2:01
- 真夜中の出来事
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- あれは0時を過ぎた頃
私は携帯で
麻雀をしていた
枕元の電気スタンドは
つけたままだった
勝負は良い感じに
なってきたとき
『かさっ』
何かが視界の隅で動いた
気のせいだと思い
麻雀に集中しようとすると
『バタバタッ』
明らかにナニかがいる
暗がりを目を凝らして見る
だが何も見えない
が
一瞬何かが
凄いスピードで動いた
…デカイ…
ゴキブリにしては
大きいし素早すぎる
しばらく見ていると
近くに現れた
だがソレが何かは
分からない
(視力両目0.01)
しかし
近づいてきて確信した
コイツはゴキじゃない
ゴキはこんなに…
こんなに跳ねない
ならばコイツは何だろう
頭に浮かんだのは蜘蛛
家のまわりは山だから
大きな蜘蛛はよく見かける
そこで疑問が生まれた
蜘蛛って跳ねても
あんまり音しないよね…?
恐怖が限界に達し
兄に電話
悲鳴をあげながら
助けを求めたらすぐに来た
ヤツはタンスの下に
逃げ込んで出てこない
兄がビビりながら
タンスをずらした
「ぅおぉぉ」
兄が叫んで私も叫ぶ
そして兄が
「お…おま……
これ…ネズミちゃう?」
ネズミだと!?
ネズミだとぅぉ
携帯のバイブ並みに
ぶるぶる震えながら
母に助けを求めた
気持ちよく寝てたところを
起こされ不機嫌な母
タンスを更にずらして
出てきたネズミを
モップで追い回す母
部屋の入り口で
眺めている兄
布団にしがみついて
震える私
逃げ惑うネズミ野郎
机の下に隠れてから
行方が分からなくなり
部屋中かき回す母
残る場所は
私のいるベッド付近…
こんな所おらんやろと
壁際の布団をめくる
チューチューコンニチハ!
ぎゃああああぁ
自分でも驚くほど
ひっくい悲鳴をあげ
泣いて兄に抱きついた
兄の背中にしがみついてると
いきなり兄が叫んだ
つられて私も叫んだ
何が起きたのか分からず
兄を見つめていると
兄の視線の先には
失禁して横たわる
ネズミ野郎の姿
どうやら
私か兄かが蹴ったらしい
ネズミ野郎は母によって
モップで家から出され
真夜中の事件は解決した
だが…
激しい戦いで
私の部屋は酷かった
ネズミ野郎は
置き土産のように
タンス裏にフンを
捻り出していた
今夜はもう遅いから
明日仕事終わったら
掃除しよう……
みんなもネズミに
気をつけましょう…
- あれは0時を過ぎた頃