としはるさんの日記

更新する

- 2015/12/14 23:42
- ジョルジュ・ルオー展
- コメント(0)
- 閲覧(2)
- 出光美術館といえばパナソニック汐留ミュージアムとならんでジョルジュ・ルオーのコレクションに力を入れていることで知られていますが、本展ではその約400点を誇るルオー・コレクションから作品年代順に厳選した157点が一気に展示されています
  出光美術館としてもルオーをテーマとした展示は7年ぶりになるとのこと。中には2008年の「ルオー大回顧展」でも出展されなかった作品11点も含まれていますので、ファンにとっては貴重な機会であるといえましょう
  
  ルオー作品といえばまずイメージされるのはその厚塗りと荒々しいタッチですが、不思議なことに筆使いは荒々しくても実際に完成された作品を見るとどこか安らぎを感じさせるものが多いのが特徴です。
  作品のテーマを聖書からとったものが多いこともあり、ルーベンス、レンブラント以降最大の宗教画家と評されるのもなるほどといったところでしょう。
  特に後期の作品はその厚塗りでまるで彫刻かと思わせるようなレベルなのですが、同じく厚塗りを特徴としたゴッホのタッチとはまるで違った印象を受けると思います
  
  本展、12/20（日）までの開催なので気になる向きは早めに出かけることをオススメします。人出もわりと少なめなのでのんびり見て回れますよ
  あと、出光美術館はロビーで無料のお茶とソファがあるのもポイント高いですねー