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    • 2012/11/9 16:59
    • 自由気ままな猫ライフ?
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    •  四年半年の雌猫として俺は幸せだった。

      「どうしたのエリアお膝元までおいで~」

       なんたって、愛する雪見ちゃんの猫として、俺は今を生きているんだ。

       やわわな太ももに顔をうずもれる俺。しかし、そんなことをしても雪見ちゃんは文句の一つも言わない。

      「もうまた、そんなとこに突っ込んで、そんなに好きなのかしら、エリアはスケベでしゅね~」

       女子高校生の太もも最高ー!!
       雌猫なので、立つとこは立たないので助かる。今はただ肉球にかえってくる肉の感触にうつつを抜かすだけだ。お膝元でお座り。あっぱれこの上ない。

       俺がこの少女を好きになったのは、新入生歓迎会のときだ。そのときまだ人だった俺は後輩に一目惚れをした。
       しかし、まさかそれからこんな展開が待ち受けているとはな。

       3学年にいた頃、俺はイジメられていた。不気味がられていたし、態度も悪かったのでイジメの標的にあってしまった。自分でも悪い部分はあるのは理解していたし、諦め的なところはあったが、しかし、どうしてここまで悪意にさらされなきゃならないのかと悩んでいた。やがて悩みは腐って、臭いたち、病んで、一人歩きして、俺は病院の屋上に建っていた。いわゆる飛び降りだった。


       俺の体はいま意識不明の重体という状態になっている。死に切れずに、肝心の魂はここにあるとは誰も知らず。にゃははははな展開だ。
       雪見は立ち上がり部活にいく準備をする。どうやらパラダイスタイムは終了らしい。

       室内に誰もいなくなる。2階にある雪見の部屋の窓から彼女が出ていくのを見送る。
       ああ、平和だ~。ラブ&ピースだ。ここには俺が得たかった愛情のそれがある。俺は太陽が堕ちかけようとしている光を体毛でさらう。

       でも本当にこれでいいのかな。
       俺は太陽の最後の丸い残光に問い掛ける。





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