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- 2013/6/2 3:12
- 「プンサンケ」ーキム・ギトク
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- 過去、僕は「軍事境界線にも花は咲く」と書いた。ここで“軍事境界線”は狭義には北朝鮮ー南朝鮮間を指していて、“花”は単純に花なのではなく“ハナ”(ハングルで一つ・統一の意味)も指している。
映画「プンサンケ」では軍事境界線には花は咲かないと教えられる。この映画は反反共を目指しながらも、統一の夢が今や悲劇(幻想)にしかならないことをただ怒りとともに叩きつける。
夢を見るな。
現実を生き、そしてそこで生きるおまえに責任を取れ。
でも、こんなに高度化した社会で、一体誰が自分の命に責任を取れるというのか。
女たち。生きている現実的な女たちではなく死んでしまった女たち。
彼女たちだけが、まるで原罪みたいに、男たちの夢を背負わされている。
夢、喪われた夢でさえ夢。強烈な痛みを伴う儚さ。すすきは血で濡らされた。目の前のピエロに今日も眼も触れないでいる私たちの無理解。
いや、ただの空虚だ。バカ以下の。
- 過去、僕は「軍事境界線にも花は咲く」と書いた。ここで“軍事境界線”は狭義には北朝鮮ー南朝鮮間を指していて、“花”は単純に花なのではなく“ハナ”(ハングルで一つ・統一の意味)も指している。
