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- 2014/4/6 23:00
- 救急隊日記=救急車にタブレット導入その2
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- と、その1で良い部分を書きましたが、このタブレット導入は正直なところ疑問でしかありません。まず病院の診療科目の選定について、そもそも病院が正しい診療科目を記入していない実状があります。整形外科対応可能、とあるので電話してみても、当直医が整形外科ではないため受けられないと拒否される事は日常茶飯事。また、逆のパターンで消化器の当直医の先生が専門医ではないけれど、と整形外科対応患者を診察してくださる事もあります。これは医療端末では分からない現実です。次に病院の収容不能理由を登録し、救急隊同士で情報を共有化するのも、手間でしかありません。救急隊は病院収容後には救急活動記録票という書類を作成しますが、その他にも救急車内を清掃して次の現場に備えたり、また搬送した病院でのお手伝い(傷病者の人を担架やベッドに移したり、看護師さんの手伝い等)をしたりと暇ではありません。病院搬送する度に他の救急隊のためとタブレットで病院情報を登録するのは、忙しい救急隊を更に忙しくさせるだけです。またこの情報も、例えば処置中だったとしてももう処置が終わって受け入れられるのではないか?処置困難でもこの程度の怪我や病状なら診れるのではないか?等々の理由により、結果として電話で直接聞いてみるまでは分かりません。よって他の救急隊が登録した情報も活用の意図がわからず、手間と負担だけが増えています。
正直に言うと、誰がこんなものを推奨したのか分かりませんが、救急活動の現実が全くわかっていないのは事実です。救急車が現場から動けないのは、病院情報が無いからではありません。受け皿となる病院の体制が整ってないからです。ここを変えない限り、救急車に何を載せようが現場滞在時間が短くなることはありません。
- と、その1で良い部分を書きましたが、このタブレット導入は正直なところ疑問でしかありません。まず病院の診療科目の選定について、そもそも病院が正しい診療科目を記入していない実状があります。整形外科対応可能、とあるので電話してみても、当直医が整形外科ではないため受けられないと拒否される事は日常茶飯事。また、逆のパターンで消化器の当直医の先生が専門医ではないけれど、と整形外科対応患者を診察してくださる事もあります。これは医療端末では分からない現実です。次に病院の収容不能理由を登録し、救急隊同士で情報を共有化するのも、手間でしかありません。救急隊は病院収容後には救急活動記録票という書類を作成しますが、その他にも救急車内を清掃して次の現場に備えたり、また搬送した病院でのお手伝い(傷病者の人を担架やベッドに移したり、看護師さんの手伝い等)をしたりと暇ではありません。病院搬送する度に他の救急隊のためとタブレットで病院情報を登録するのは、忙しい救急隊を更に忙しくさせるだけです。またこの情報も、例えば処置中だったとしてももう処置が終わって受け入れられるのではないか?処置困難でもこの程度の怪我や病状なら診れるのではないか?等々の理由により、結果として電話で直接聞いてみるまでは分かりません。よって他の救急隊が登録した情報も活用の意図がわからず、手間と負担だけが増えています。