ごうさんの日記

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- 2010/10/31 19:25
- アルバイト２
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- だがそんな日々を、俺は終わらせるきっかけを得た
  
  中間テストで英語Ｒが成績不振だったのである。いわゆる赤点だ
  
  学校から自宅に通知が届き、親父に将来について説教を受けた
  
  後日、俺はバイト先に通信簿を持って行き、アルバイトを辞めさせていただくと店長に言った
  
  本来バイトとは、１ヶ月前に辞める事を申し出ないといけないのだが、
  切にお願いした結果、１０月３１日のシフトを以ってバイトを終了してもよい事になった
  
  そして今日、俺は最後のバイトを精一杯やり遂げた
  
  最後に店長に心からのお礼を申し上げ、店を出た
  
  雨の降る河川敷の上、傘を片手に自転車をこいでいる時の俺の気持ちは、
  
  又しても後ろめたさであった
  
  バイトを辞めた時の気分は、
  肩の荷もすっかり降りて、
  さぞ清々しいものだろうなと思ってたのに、
  全然そうじゃなかった
  
  バイトで、
  貴重な体験をさせてもらった
  
  散々お世話になった
  
  色んな事を教えてくれた
  
  俺のミスをフォローしてくれた
  
  俺に笑顔で接してくれた
  
  店長や女子大生の先輩や、俺の学校のOBのマネージャーや諸々の方々に対する申し訳なさが、
  じわりじわりと広がっていった
  
  俺は自分勝手だ
  たった３ヶ月でバイトを辞めてしまった
  俺なんかが社会に出るのには、早過ぎた
  
  自分の都合で周りの親切を踏みにじるなんて事は、もう２度としたくないと思った
  
  だから俺は、頑張りたい
  
  最後に店長にも言われた言葉、その頑張れに答えたい
  
  立派な人間になって社会に出て、今度は俺が周りに親切をしてあげれるように
  
  俺は、バイトを始めてから今まで、
  多分ずっと不安にさいなまれて来たと思うけど、
  
  俺はアルバイトができて、
  幸せだった