黒蜜さんとモバ友になろう!
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- 2019/5/11 10:25
- 鹿児島旅~2日目・知覧編②~
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- 鹿児島中央駅よりバスで約1時間20分
山道を進んで行きますと雑木林の奥に錦江湾が見え
その向こうに桜島と大隅半島が見える景色の美しい道を進みまして、平和会館に到着
館内を進み、まず目にしたのは「血書」血で半紙に部隊名が書かれたもの
約70年も前のものなので若干色褪せてはいますが
力強く丁寧に書かれた文字から
きちんと教育を受けた頭の良いお方によって書かれたものなのが伝わってくる
展示物に触れたわけではないのに ずしん とした重みを感じました。
遺書や遺品が展示されているコーナーを順路通りに辿っていきますと
兵士たちが主にお母様に宛てた遺書が
「泣いてくださるな 「よくやった。 」と仏前に団子でも備えてくだされ」
「石の墓は重たいから木の墓にしてくれ」
中には婚約者の方に宛てたものもあり
「智恵子、会いたひ 話したひ 無性に
今後は明るく朗らかに 自分も負けずに朗らかに
笑って往く」
智恵子さんへの愛に溢れた
美しくしも悲しい、それでいて暖かな言葉が胸に響いてくる
共に生きたかった大切な方へ
最後に遺した言葉
手を一切加えられていない、現物そのものが展示されているからなのか
この場所は、空気が違う
長文あり、短文あり、ユーモアあり
個性豊かで人間味溢れる書の数々
目にするもの全てから約70年もの時を経ても尚
溢れて止まない強い熱量
美しい日本語の響き
何もかもに圧倒される
会場のあちこちで、すすり泣く声が聞こえてくる
※展示されている遺書の一部 拾い画※
個人的に、こういった伝わりやすいものは一番胸に刺さる…
③へ続く
- 鹿児島中央駅よりバスで約1時間20分