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- 2010/4/6 16:14
- 完結…[向日葵のような貴方] (下)
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- 「しかしお嬢様は貴方とお出かけしたいと言い言う事を聞きませんでした…
そしてデートから帰ってきたお嬢様はいろんな話をしてくれました、おっきな花畑を見たこと……そして貴方様と一杯お話をしたことを……
一日中出かけて疲れたのでしょう……お嬢様は早くに寝室にいかれました……
そして朝、起こしにいくと……お嬢様は息を引き止っていました。その顔はとても安らかでした…」
自分のせいで彼女は死んだ……彼は目の前が真っ白になりました。
「すいません…自分のせいで…本当にすいません…」彼は自分を恨みました、そして自分がすごく嫌になりました…
「謝らないで下さい…私達は感謝しているんです、もしお嬢様が貴方様に会わなかったら……もしお嬢様が貴方様とお出かけなさらなかったらあの笑顔は見れなかったと想います」
「………………」
彼は何も言えず館を後にした。
外に出ると雨は止んで日が差していた……彼が地面を見ると、そこには小さな向日葵が太陽に向かって一生懸命伸びていました。
まるで一日一日を一生懸命生きていた彼女のように……。
- 「しかしお嬢様は貴方とお出かけしたいと言い言う事を聞きませんでした…