るるあ★さんとモバ友になろう!
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- 2014/9/15 23:41
- 鍋パ!③
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「お前…よく見りゃカワイイ顔してんじゃねーか。もっとこっち来いよ」
「わん?」
いばらは…相棒のわんこ(豆芝/オス)を抱き抱え、前足を手に取り口説いている。
そこにパタパタと飛んできたのは、強制スリープ対策のため待機していたネカセル君(オス)。
「天使だ…」と呟き、そちらに釘付けになった。
わんこを優しく降ろすと今度はネカセル君の方に手を差し伸べ、跪く。
「美しい人、俺と一曲踊っていただけますか?」
ネカセル「キュ?」
「一体何を踊るつもりですの…」
思わずツッコミを入れてしまうアリス。
三女のいばらは、持ち前の王子スキルが暴走しているようだった。
表記によると、瓶ごと鍋に浸かっていたあの日本酒はアルコール度数が低い。
飲みやすく、初心者にも好まれる一品のようだ。
それでもアリスを除いては、一口で酔ってしまったらしい。
お開きには早いが下僕(※マスター)に迎えに来させるべきかと悩んでいると、お願いを断られ先程から拗ねていた灰子がふらっと立ち上がる。
「いーちゃん、その子と踊るのずるい。灰子とも踊って!」
「あたしも一緒に踊りたいです~」
続いて白雪も。
すると、「私も」「ボクも」という声が周りから次々に聞こえだし、あっという間に大人数になった。
襖を開けた隣の部屋で、今日の記念にと手を取りあい思い思いに踊り出すマイロイドたち。
楽しそうな笑い声の中、アリスは元の席に座ったままで目を閉じ微笑む。
「困った妹たちですけれど、たまにはこんな日も悪くないと思うなんて…私も少し酔っているのかしらね?」
隣には、猫のように丸まり健やかな寝息を立てるドロシー。
その頭を優しく撫でた。
ーーーーーーーー
\終わり!/
ここまで読んで頂きありがとうございました。
ほんとは挿し絵も描きたかったよ…!_(:3」∠)_