kuraさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2015/10/11 12:42
- 桜の道
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- 友達だった私たちは、会社帰りに何でも話した。
ご飯食べて、愚痴を言って、笑い合って、満たされてた。
どんな流れだったっけ?
私の家に遊びに来たいって言ったね。
私は友達といえど、男性だったから、一人暮らしの私の家に遊びに来ちゃダメッ!って断ったよね。
そしたらイジケて、しばらくメールが途絶えた。
また、お互い寂しくなって、メールするようになって、また私の家に遊びに行きたいっていいだした。
そこまで言うなら、来れば?って根負けした。
最初、私のうちに来たとき、玄関を開けると凄くうれしそうに笑ったね。
2人でお酒飲んで、別々に寝て、次の日ご飯食べて帰った。
二回目、あなたは最寄り駅じゃなく、遠くの駅で降りた。
「そこは歩いて20分かかる駅だよ!どうしてそこで降りたの?」
「だってここの方が、実家から一本で乗り換えいらなかったから」
自転車で迎えに行った。
私の自転車は後ろにかごがついてるから、二人のりできなくて、自転車を押して2人で歩いて帰った。
会社帰りに疲れてるはずなのに、私をみて本当に嬉しそうに笑ってたね。
桜が咲いてて。
今年は、誰かと一緒に桜をみれたと思って、はしゃいでた。
私も嬉しかった。
私をみて嬉しそうなあなたをみて嬉しかった。
『この人は私の大切な友達』
この時は、これから私達が恋人になるなんて思ってなかったよ。
すごく大切な友達だった。
あの帰り道。
街灯に浮かぶ、視界一杯に広がる夜桜。
自転車を押す私と、隣で歩く笑顔のあなた。笑顔の私。
純粋で、愛が私の中に芽生えていたなんて、まるで気付かなかったんだよ…。
- 友達だった私たちは、会社帰りに何でも話した。