Kｼﾞｬﾝｷｰさんの日記

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- 2011/8/19 22:30
- 父と一杯
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- 今日はこの数日続いていた猛暑が嘘のように和らいだ日。夜になればとても涼しく、じっとしていれば少し肌寒いくらいの気温。
  
  そんな今日、親父が「外で呑まないか？」と一言。
  たまにはそういうのも悪くないと思い、「いいねぇ」と答え庭先へ。
  
  俺の酒の呑み方は親父とよく似ている。まぁ、幼い頃から見てきたのだから似ていて当然なんだろうけど。
  
  ウイスキーは基本ロック。もう一つグラスを用意しておき、そこには氷水を注ぐ。水割りで呑むのではなく、酔いが回ってきたら軽く酔い醒ましさせる為に用意。
  
  俺とは対照的に、親父は真面目で寡黙なタイプである。だからこそ昔は怖くてしょうがなかった。そんな親父と虫の鳴き声を聴きながら呑む一杯。なんだかとても感慨深いものだった。
  
  俺は放蕩息子だから、たまにしか実家には帰らない。だから親父と久し振りに会って、凄く親父が年老いたのを実感した。
  白髪が増え、一、二年前に比べて酒も弱くなった。
  
  「お父さん、年取ったね」
  
  と思わず言うと、
  
  「お前がそれだけ大人になったのさ」
  
  と言われた。なんだか嬉しくもあり、寂しいような不思議な言葉だった。
  
  今日の酒はいつも以上に美味しかった気がした。