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- 2014/3/14 21:34
- あなた次第でリルラリルハ
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1月より本格的にトレーニングを開始し、2ヶ月。
前々回の日記どおり、最初の一ヶ月で、凄まじく体脂肪を削り落とした。
そして、この一ヶ月で、凄まじく筋量を増やした。
まともに練習に向き合えるようになった当初は、衰えを痛感した。
夜の坂道ではなく、キチンとした競技場で、自分のタイムを人に測って貰うと、退化が数値でハッキリわかる。
パワーを落とさないようにしてきたつもりだが、予想より維持できなかった。
走力も、筋トレで扱える重さも相応に低下。
試合では100Mが11秒4。
幅跳びは6M80ぐらいの水準だ。
なかでも、スナッチの弱体化が目立つ。
スナッチとは、地面にあるバーベルを一気に頭上まで持ち上げる種目。瞬発力がつくため、積極的に取り組んでいた種目だ。
現在、これの75Kgがなかなかあがらない。スナッチの75Kgは確かに重いのだが、それにしてもあがらない。
しかし先日、思いがけない転機が訪れる。
その日も、この75Kgの克服に奮闘していた。
相変わらず苦戦し、もう無理か。と諦めかけていた時だった。
夜9時、車から降りてこちらに来る人影。
こんな時間に競技場使うのは誰だと思ったら、前年卒業した後輩だった。
彼は、私と同じで陸上が大好きだった。
しかし、ブラック企業に就職したため、練習がまともにできていない。
私:よく来たな。
後輩:ルナ次郎さんが練習できるようになったと聞いて。
私:寝てるの?
後輩:30時間寝てないっす。
私:仕事帰り?
後輩:今仕事終わって、5時間後にまた出勤です。
私:寝ろよ。
後輩:俺は今なんです。
そう言って、彼はジョギングを始めた。しかし、開始2分で息絶え絶えである。
昔は、マグロみたいに走り回っていたのに。。
私:死ぬよ。
後輩:俺は死にませんよ。
私は淡々と話かけていましたが、彼と話しをすることはとても嬉しく、悲しい。
そんな矛盾した気分が心地好い。彼といる空間は、全てから解放され宇宙になる。
その状態で、バーベルを握る。
75Kgを楽に上げた。
無心で85Kgにセットする。
下からキッチリ2回上げた。
後輩は仰天している。自分でも不思議だ。だが、彼といると突然、身体中のリミットが外れる時がある。
彼も元気づき、よく来るようになった。
彼がいると、私も高質の練習ができる。
そうして、体は進化した。