k@z♪さんの日記

- 2007/2/14 10:06
- 春樹十「皐月の勇気」
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- 皐月が僕のもとへやってきた。彼女は始めからなきそうな顔をしていた。それからゆっくりと彼女の居場所を手術したことを長く入院するかもしれないことを、瑞樹が俺には話さないようにいったことを、そして、俺に対する気持ちを、彼女が瑞樹が死ねばいいと思ってしまったことを、話した。彼女はなきながら、途切れ途切れに話してくれた。それは、とてもとても恐ろしく怖い、悲しい苦しいことだったろう。僕は彼女の勇気に感謝した。僕は壊れそうになりながらも必死に話してくれた彼女を抱きしめた。それくらいしかしてやれることはないから。
  皐月は瑞樹がなんの病気でどこを手術したかは教えてくれなかった。それは自分で聞くべきなのだろう。僕は瑞樹の病気へと向かった。たとえそこで拒絶されようとも今できることは、病院へむかうことだ。瑞樹にあわなければ、話さなければ、僕は先へは進めない。彼女が今の僕の全てだから。僕は恋をしている。