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- 2007/2/10 23:07
- 春樹９「一人」
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- 皐月が来た。彼女は瑞樹の荷物をとりにきた。荷物の量から長い入院になるんだろう。彼女は荷物を詰める間、一度も僕を見なかった。あいさつも言われなかったのは初めてだった。なにがあったんだろう。こんな皐月は初めて見た。彼女の背中は小さく、まるで自分の存在を隠そうとしているようだった。
いをけしてきいた。
瑞樹が彼女は今どうしてるのか、どうなってしまったのか、会えないのか、いつ退院するのか、どこの病院なのか
感情をぶつけてしまった。皐月は僕の言葉におしつぶされてしまった。
皐月は泣いていた、ただ泣いていた、けして質問に答えることはなかった、ただただ泣いていた。そしてごめんなさいといって、でていった。
僕は一人取り残されてしまった。たった一人で、この世界にたった一人で…
それでも僕は彼女に恋をしていた…
- 皐月が来た。彼女は瑞樹の荷物をとりにきた。荷物の量から長い入院になるんだろう。彼女は荷物を詰める間、一度も僕を見なかった。あいさつも言われなかったのは初めてだった。なにがあったんだろう。こんな皐月は初めて見た。彼女の背中は小さく、まるで自分の存在を隠そうとしているようだった。
