スコッティさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2011/2/28 22:43
- 全日本明日雪崩来そうだなコンテスト準決勝
-
- コメント(6)
- 閲覧(70)
-
-
- 「少年よ、大志を抱け」
なんていう言葉を残した南米版ご当地キティの話はまた別のお話。
今日はキャップで飲み物を飲みたくなる人間の心理についての話
なぜ人はあそこまでリスクを背負ってまでキャップで飲み物を飲みたくなるのか
あの行為に利点はない。
むしろリスクしかない。
キャップに注ぐ途中にこぼすのが落ちだろう。
しかし、僕は知ってしまった。
キャップで飲む意味を。
あれはそう、大体1ヶ月前の話、僕たちは部活が休みだったため、遊びに繰り出した。
そして目的地に着き、イスに座って一息ついている時のことだった。
隣のイスにはおじいちゃんが2名座っていた。
おじいちゃんの一人が自慢げに焼酎のような酒を見せびらかしていた。
その時から怪しいなと僕は思っていた。
だがその怪しみは核心へと変わった。
その二人のおじいちゃんの元へお茶のペットボトルを持ったおじいちゃんがやってきた。
当然の如くそのおじいちゃんにも酒を見せた。
その時だった。
後から来たおじいちゃんがおもむろにお茶のキャップを手に取り、酒へと差し出した。
興奮と期待が僕の感情を支配していた。
それはまるで初めて1万円札を手にした少年のような心に駆り立てかれた。
そしてそのおじいちゃんはキャップに一滴もこぼさず入れた酒を飲み干すとすぐにどこかへ去って行った。
そのおじいちゃんの後ろ姿にはこんな文字が書かれていた。
「JAPAN LIFE」
と。
これが日本の生き様。
それは意味がないことに意味があるんだと僕に語りかけているかのようだった、
とある休日の話。
そのおじいちゃんの行方は、誰も知らない。
- 「少年よ、大志を抱け」