タンクレディさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2011/8/21 1:32
- リカちゃん電話
-
- コメント(7)
- 閲覧(42)
-
-
- 『ちょい怖日記』その②
前回の『石段』に出てきた
霊感アリ友人♂
この友人、今は結婚して
娘が1人いるのだが...
今回は、その娘の持っている
オモチャに関するエピソードを書いてみる。
ある日、彼が自宅にいると
娘のオモチャ箱の中から突然声が聞こえてきたそうだ。
『もしもし こんにちは~』
一瞬ビックリしたが、すぐにそれが『リカちゃん電話』だという事に気づいた。
リカちゃん電話...
あの、プッシュボタンを押すと
『もしもし』
『わたしリカちゃん』
などと、様々な声が出てくるオモチャだ。
正体が分かれば何て事はない。
きっとオモチャ箱の中の他のオモチャが、ボタンを偶然押してしまったのだろう。
そう思い、その時は放っておいたのだが...
『もしもし こんにちは~』
『もしもし こんにちは~』
引っ切りなしに声が聞こえてくる。
ちなみにこのリカちゃん電話、他にもセリフは色々あるのだが
さっきから聞こえてくるのは
『もしもし こんにちは~』
のみである。
いい加減うっとうしくなった友人は
オモチャ箱から出そうと思ってフタを開けた。
友人「?」
それは、オモチャ箱の「一番上」にあった。
つまり、プッシュボタンを押すような他のオモチャは無かった訳だ。
怪訝に思いながらも彼はリカちゃん電話を取り出し
何となく、そばにあったタンスの上に置いた。
箱から出した後は、鳴ることはなかったので
イマイチふに落ちなかったが
とりあえずそれで解決という事にした。
だが...
友人は夜中ふいに目が覚めた。
普段は一度寝たら
ほぼ朝まで起きる事がないのに珍しい。
不思議な気持ちで顔を上げた彼は、その時タンスの上のリカちゃん電話と「目が合った」
その瞬間
『もしもし こんにちは~』
そのオモチャは今
電池を抜いて、押し入れにしまってあるらしい。
- 『ちょい怖日記』その②