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- 2011/8/17 23:47
- 再録『石段』
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- 2年前の夏、『ちょい怖日記』と称して自分や友人の周りで起きた「ちょっと怖い話」をいくつか掲載した。
それらの話はすでに全て削除してしまったのだが
せっかく夏なので(笑)自分でもお気に入りだった話をあらためて掲載。
では...
『石段』
僕の地元に、『新〇城』という有名な心霊スポットがある。
まあ城とは言っても、城自体はすでになく
今はただの城跡(広場?)になっているのだが...
そこに行くには林道から急な石段を100mほど登らなければ辿り着けないようになっている。
僕は以前、職場の連中とその城に肝試しに行った事があるが
その石段が林に挟まれていて、しかも電灯の類いが一切なく真っ暗だったので結構怖い思いをした記憶がある。
まあ登りきった先にある肝心の城跡は、明るくライトアップされたただの広場なので、
ちょっと期待ハズレだったのだが。
そこに何年か前、僕の友人(♂ 霊感アリ)が肝試しに行った時の話。
実はこの友人、その数日前にもこの城跡に、別のグループと肝試しに来たのだが...
その中の一人(♀ 霊感強い)が
『この石段怖い!!!私この石段登れない!!!』
と言い出したため
夜中の林道にその娘を置いて行く訳にもいかず、やむなく引き返したそうだ。
そして今回別のメンバー(彼を含めた男2人女2人の4人)で、その石段を登って行ったのだが...
彼は登っている最中、石段の横にある林の中から嫌~な視線をずっと感じていたらしい。
しかし真っ暗で何も確認出来ないため、気のせいだと思い先に進んだそうだ。
そして例の
「ライトアップされた広場」
にやや拍子抜けしつつ、来た石段を降り始めたのだが。
...またしてもあの嫌な視線。確かに感じる。
しかし、ここで仲間にそれを伝えてパニックになったらいけないと、ずっと黙って降りていた。
その時、彼の2、3段先を女の子が並んで歩いていたのだが...
女の子の1人が
いきなり石段を転げ落ちた!!!
幸いあと数段で終点、という所だったので軽い打撲とスリ傷で済んだそうだ。
女の子は、何で転げ落ちたのか自分でも分からない、と言っていた。
だが、その友人だけにはハッキリと聞こえていた。
女の子が転げ落ちる寸前
彼の耳元で
男の声で
「おすぞ」
- 2年前の夏、『ちょい怖日記』と称して自分や友人の周りで起きた「ちょっと怖い話」をいくつか掲載した。