月雲 帝さんとモバ友になろう!
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- 2012/4/1 7:29
- 四月愚者
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昔々、有るところにエイプリルという男がいた。
エイプリルは自他共に認める程の馬鹿だった。
ある時、エイプリルが道を歩いていると、目の前に悪魔と天使が現れた。
悪魔は言った。
「俺と手を組めば一生遊んで暮らせるぞ。金も、女も、全てが手に入る。どうだ、俺と契約しないか?」
その次に天使は言った。
「悪魔に耳を貸してはなりません。主は、貴方を大層お気に召しています。
貴方は天に上がり、主に使える天使として我々と共に暮らすのです。」
両方の言葉を聞いて、エイプリルは悩んだ。だが決める事が出来ず、1日の猶予を貰い家に帰った。
家に帰ると、エイプリルの母が言った。
「帰るのが遅かったね。一体どうしたんだい?」
エイプリルが正直に悪魔と天使に会ったと言うと、母は大口を開けて笑った。エイプリルはそれを見て悪魔と天使の話をするのを止めた。
彼はその日の夜、考えに考えたが、何時しか眠りに就いてしまった。
翌日、エイプリルが悪魔と天使に会いに歩いていると、目の前に妖精が現れた。妖精が言った。
「貴方、私が見えるかしら?」
エイプリルが素直に答えると、妖精は満足したように頷いてエイプリルの肩に止まった。
そして、エイプリルが悪魔と天使に出会った場所につくと、そこには天使しかいなかった。
天使が言った。
「やはり悪魔の話は虚言ですね。ですが、貴方に私から言っておきたい事があります。」
天使は続けた。
「主は貴方が人生を謳歌してから天使になさるようです。今の人生を大切になさい。」
天使は微笑んだ後に音もなく消えた。
残ったのはエイプリルと妖精だけだった。
エイプリルは早速帰って母や知人に話したが、相手にされずにとうとう、"愚か者エイプリル"とまで呼ばれてしまった。
後に、彼の誕生日が4月1日だったことから、その日がエイプリルフールというものになったそうだ。
と、いうのは真っ赤な嘘なんだけどね。
全部嘘さー←
適当に作ったから話はメチャクチャです。