Y U U ★さんとモバ友になろう!
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- 2010/3/10 21:11
- 滑り台から覗き込む少女。
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僕が中3のときあまりひとけのない場所にある塾に通っていた。
ある日、塾帰りに自転車がパンクして押して帰ってた。
時間が時間なんで開いてる店もないし、途中で疲れて近くにあった神社に隣接した公園で一息入れた。
ベンチに座って休憩してると神社の入り口の鳥居の傍に猫がいた。
さわりたいと思ってこっそり近づいた。
でも気付かれて猫は石段の影に隠れた。尻尾だけ見えてる。
今度は逃げない様に俺も尻尾を目印に石段や木に隠れながら近づいた。
で、段々近づいていくと猫の体も見えてきた。
俺が追ってたのは猫じゃなかった…。
首から上だけの小さな女の子だった。
俺が尻尾と思っていたのは女の子の髪の毛。
驚いて『うわっ』と声を出してしまった。女の子は俺に気づいて近づいてきた。
慌てて自転車の置いてある場所に逃げた。
途中振り返ると女の子は追って来てる。
僕はそのまま丸い空洞になっている、すべりだいに隠れた。5分くらいしてもう大丈夫だと思い、すべりだいからでた。そこには誰もいない。そしてすべりだいの中から小さな石ころが落ちてきた。なんだと思いすべりだいの中から上を覗き込むと女の子が上からすべりだいの中を覗きこんでいたのだ。
あの時のことは、一生忘れることのできない。
あの女の子の覗き込んでいる顔は今おもいだしても、ものすごい鳥肌がたってしまう。