天蟲さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2011/3/18 23:12
- 一週間
-
- コメント(0)
- 閲覧(12)
-
-
- 大きな揺れの中、閉じ込められないように家の扉を開け、電線の上で振り子の様に揺れる烏を見ながら「始まったかな?」などと意味不明の台詞を呟いたのは、一週間前の出来事だった。
地震発生から一週間、過ぎ去った時間は日本の惨状を明確なモノにしていた。
世界で最もクリアなエネルギーと呼ばれていた核に畏怖し、津波や液状化の水の驚異にさらされ、度重なる余震と計画停電時の不注意による火災等々。
隠された事実は人々に不安をもたらし、焦りは正確な判断を狂わせた。
政府は誰を犠牲に何を護るつもりなのか?
既に犠牲無き解決の方法は失われたも同然。
私達の代は先代の尻拭いを強いられ、荒廃の一途を辿るのは、容易に想像がつく。
一度失ったモノは、二度と戻らない。
それは物も、人も、信頼も例外ではない。
政府が信頼を得るのには、どれほどの時間がかかるのだろうか?
今はただ、命を落としてしまった人々と、これから先に産まれる犠牲者達に黙祷するしか出来ない。
- 大きな揺れの中、閉じ込められないように家の扉を開け、電線の上で振り子の様に揺れる烏を見ながら「始まったかな?」などと意味不明の台詞を呟いたのは、一週間前の出来事だった。