96(/'□')/さんとモバ友になろう!
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- 2011/9/28 21:04
- 叔父
Bigfish
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- 私の叔父(母の弟)は『オジサン』というよりも、
二十離れた『お兄さん』の様な感じ。
叔父は若い頃、独学で英語を覚え、
欧米を単身で訪れるのが好きでした。
ある時アメリカで、パスポートも財布も無くしてしまい、
普通なら帰国の手続きをするところ、
そのまま野宿やヒッチハイク、
一般家庭に居候したりしながら放浪の旅をしちゃう人でした。
その間、叔父はビリヤードを覚え、
賭けビリヤード、いわゆるハスラーになり金を稼いでは旅を続け、
合間にチェロのレコードを出したりと、
嘘か本当かわからない話を
母や親戚から聞いていました。
ある旅の途中で
出会った北海道の女性と意気投合そして結婚。
地元に帰ると英語と数学の塾を開き、
塾のスペースと同じ広さの
ビリヤードの部屋を作り(笑)…。
叔父の家に遊びに行く時は朝まで酒を飲みながらビリヤードを覚悟して行きました。
叔父のビリヤード台は
よくある『ナインボール』などのポケットビリヤードではなく、
ポケットの無いビリヤード台で、
『四つ玉(手玉で他の三つの的玉の内二つに当てる)』そして、
より高等技術が必要な
『スリークッション(手玉で他の三つの的玉の内二つに当てなおかつ二つ目に当たるまでに壁に手玉を三回以上当てなければならない)』等をする台で…。
叔父の腕前は
湿度で変わる摩擦抵抗
クッションへの入斜角反射角を計算してやるほど。
私は『四つ玉』で十点とったら勝ち
叔父は『スリークッション』で百点とったら勝ちの
トンデモないハンディキャップありでも
叔父が勝つくらい。
勝つのは叔父と決まってるから
一勝負十円(笑)とか百円を賭け、
朝まで酒と煙草と会話を切らすことなく
ビリヤードをやっていました。
叔父は思考力理解力に長けていて
私が(覚えたての)チェスや囲碁を教えると
少しのハンディで
対等あるいは私が負かされたり。
釣りを教えると一日中釣りをして、
バケツ一杯の魚を持って帰ってきたり。
私の母が野菜の作り方を教えると、
一日中畑の世話をしたり。
すぐに何にでも興味を示し
自分のものにする。
そんな叔父をみていると
プロのハスラーになったことや
楽器のソロレコードを出したりした事が
本当に思えてくる
いや、きっと
本当だったに違いない。
9/20の日記へ続く…
- 私の叔父(母の弟)は『オジサン』というよりも、