エムアートさんとモバ友になろう!
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- 2014/9/10 21:07
- 人のサガ゛
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- 約束の時間に着いた。昔の栄雅?の名残か、大理石で敷き詰められた門前に入ると、今でこそ斜陽の末路を感じさせるが、華やいでいた当時〔30年前〕の面影を見せていた。茶系のレンガ造りの4階建。鉄製の枠に、古めかしい分厚いガラス。そのドアのガラスには
商店
と白ペンキ〔黄ばんでいたが
〕で描かれていた。真っ暗な室内に入ると、、、次の瞬間、、2歩程前へ進と、突然と蛍光灯が弱々しくも点灯した。『あっ、、どうもっ、植村さん
。お待ちしてました
。』と、何となく嫌な空気感を覚えた
。すると、、階段脇から社長が現れた。『こんにちは
。植村さんですね、、。いつもお世話になっております。チョット、、お願いが、、。息子には説明しておきましたが、、。え~と、今月は、、厳しいんで一部を来月に、、。スミマセン、、お願いします。』やはり、嫌な予感は的中した
。その後、話すべき事は話したが、自身の粘り
エネルギィ
は僅かでしか残されてはいなかった
。結局、百戦錬磨の狸オヤジにマンマとやられてしまった。専務は
ホッ
とした表情を露骨にも露わにし、軽々と口を開いた。『植村さん
。今回は本当にスミマセン。』と、気の無い言葉を投げかけ背を向けた。暫し考えたが、、、。『では、、来月、、又伺いますよ。』との言葉を残し、、素直に外に出た。
- 約束の時間に着いた。昔の栄雅?の名残か、大理石で敷き詰められた門前に入ると、今でこそ斜陽の末路を感じさせるが、華やいでいた当時〔30年前〕の面影を見せていた。茶系のレンガ造りの4階建。鉄製の枠に、古めかしい分厚いガラス。そのドアのガラスには