神内 智破矢さんとモバ友になろう!
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- 2020/8/6 21:35
- 真実
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- 今日は検死の終わっていない母と兄貴より一足先に、親父の火葬に1人で立ち会った。
昔から家庭の問題だらけで仲の良い知人なんて知らないし、親戚も田舎から500㎞も離れているし例の病気で人を集めても危ない。
独り、喪主らしくなく感傷に浸る時間が出来てしまうが突然の孤独を実感したくなくて、待ち時間もやるべき手続きを頭に叩きこんでいく。
骨壺が中身より壺が重くて苦笑した。
2人の検死がまだ済んでいない為、死臭と腐敗臭がそのままの実家に両親の介護保険証やら国民保険証、通帳やキャッシュカードなど市役所の手続きに必要なものを探す。
知らない内に税金の督促状やらクレジットカードの督促状があまりにも多く気が遠くなったが、故人の3人に対した愚痴を溢しながらもその中に親父の保険会社の保証の差し押さえの通告書面を見付け、これも回収することにした。
自分の部屋に帰り、骨壺を部屋の隅に置き回収した書類に目を通す。
実家の電気、ガスを連絡を入れて止めていく。
そして最後に保険会社の保証差し押さえの封筒を改める。
差し押さえ確定日8月6日まで…まさかの今日までだった。
受け取り人は母。
なんの保証かは分からないが、確認出来るのは今日までだ。電話確認してみた。
「お父様の生命保険金の受け取り用紙をお送りします」
正直借金が多すぎて実家を含めて相続放棄する予定だが、生命保険は受取人の財産扱いなので放棄しなくて良いということを知る。
偶然にしては…だ。
金額は少額であったが、てっきり親父は家族のことなんて全く興味が無いと思っていた。
みんな、家族に相談せずにやり方が下手だったり不器用だっただけなのかも知れない…
それさえも自分の思い込みかもしれないが。
市役所に行く。
職員からは3人が亡くなったことを説明すると憐憫の目を向けられたが、自分にはそんなものは要らないと感じた。
- 今日は検死の終わっていない母と兄貴より一足先に、親父の火葬に1人で立ち会った。