雲をも掴む民さんの日記

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- 2011/5/22 20:53
- ゆるぎないものひとつ。
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- B'zのシングルに、「ゆるぎないものひとつ」というタイトルの楽曲があることを知っている方はそう少なくはないはずですが、あの曲の歌詞っていうのは、雑にまとめると自分にとってのゆるぎない何かを探し求めることがテーマになってるんですよね。
  
  今日、部活の試合のために大牟田駅に向かって、バスの迎えを待っていたんだけど、駅について予定の場所に着いた瞬間、はっと怪しげなおじさんを発見。
  
  はじめはくねくねと謎の動きをとっていたんだけど、よーく観察してみると、エアギターとエアヴォーカルと、それからなぜかカンフーのようなポーズを組み合わせて動いている。
  
  で、何でB'zの1曲をタイトルにしたかっていうと、この見るからに怪しげなおじさんが、B'zの「ゆるぎないものひとつ」
  を小さな声で、しかしそれでも,ものすごい熱を込めて歌ってたから。
  
  ゆるぎないものひとつ抱きしめたいよ　誰にもそれが見えないとしても♪
  
  燃えさかる想いだけを伝えましょう　命の証が欲しいなら　うたおうマイライフ♪
  
  そうか、このおじさんは、朝の7時から未成年の若者たちに大声で爆笑されてでも、颯爽と通り過ぎる、あらゆる種類の人々に社会不適合者のレッテルをペタペタと貼られ続けてでも、自分にとってのゆるぎないものを見つけようとしているのか･･･と、思わず感心してしまいましたよ。
  
  かっこいいじゃないですか、燃えさかる想い、たぶん･･･隣のファミリーマートのゴミ箱あたりには伝わってますよ。
  
  正直このおじさんの「ゆるぎないもの」は自分や、それ以外の9部9厘の人間にはまともなものには映らなかったのだろうと思います。
  
  ああ。今日の日記は見るに耐えない異常者をどれだけプラスに紹介できるか試してみたかったんだけど、やっぱり簡単なことではないですね。笑いがこみ上げてきてボロが出る。
  
  しかし今朝のこのおじさんのオーラにはただならぬ異常さを感じましたよ。
  
  帰りの電車の中でたまに見かける、電車内の若い女性を真顔でひたすら眺め続ける、ガムを噛んだ気持ちの悪い男がまだ可愛く見える。