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- 2012/1/3 9:16
感想
贖罪の奏鳴曲(ソナタ)
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- 中山七里サン
2011年 講談社
『音楽』を『文章』で奏でるのが得意な中山サン。
今回は『法定』×『音楽』×『ミステリー』を魅力的に融合しています。
著者の最高傑作なのは間違いなし。
弁護士の御子柴が深夜に、記者の死体を棄てるシーンから物語はスタートします。
あるきっかけから、刑事の渡瀬は御子柴に迫ります。
しかし、死亡推定時刻に法定にいたという、鉄壁のアリバイがあることが解ります。
一方、御子柴は最高裁までもつれ込んだ逆転困難な別の事件に挑みます。
二つの事件は並行して進み、そして繋がっていく。
裁判の行方は。二つの事件の真相とは。贖罪の理由とは。そして・・・相次ぐどんでん返し。
テーマはズバリ『贖罪』。罪を償うこと。読みごたえ抜群でした。
法定シーンもさることながら、ピアノのシーンも素晴らしい。
人物の心もしっかり描けています。色々考えさせられました。
今回読んで解った。私は法定ミステリーが好きなんだ。
次回作があるといいな。
・・・ということで、今年もチョコっとずつ日記を更新しようかなと。
みなさま本年も宜しくお願いします
- 中山七里サン