梵天丸さんとモバ友になろう!
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- 2012/1/7 22:37
- 迷子の迷子の【前編】
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- それは、寒い日の夜の8時を過ぎて、お客さんがほんの少し少なくなったちょうどその頃です。
一人の夕勤のバイトの女の子の一言から始まりました。
「いらっしゃいま・・・お犬様ご来店で~す!!!」
へっ?( ̄▽ ̄*)?
と、振り返ると、ぶっとりと太った犬が店の中をノロノロと這い回っていたのです!
(´д`)おいー…。
当たり前ですが、盲導犬以外のペットは禁止になっています。緊急捕獲です!
毛並みが良かったので、逃げてきた犬か?捨てられたばかりの犬か?
かわいそうなので店の前に紐でくくりつけて、飼い主が迎えに来るのを待ってみることにしました。
深夜の三時!店に一本の電話がかかってきました。
キタ━━(゚∀゚)━━ !!
真夜中にコンビニに電話してくる人なんて、そうそういません。
期待と興奮をこらえて、電話を取ります。
『お電話ありがとうございます。○ーソン○○店の梵天丸です。』
「あ。お宅、店の前に犬がいる○ーソン?」
…おっ!飼い主か!?おばちゃんやな。
『はい。店の前に犬を縛りつけている○ーソンです!』
「私ね、たまたま先程、そちらの店で買い物させてもらったんだけどね。あの犬、捨て犬でしょ?」
『へっ?…それはありがとうございます。たぶん捨て犬じゃないとは思うんですけど…。』
「あのね。今日は寒いのよ。」
『そ、そうですねー。今日は寒いですね~。』
???( ̄▽ ̄;)
「犬も外でつながれっぱなしだから、寒そうだと思わない?」
『えぇ。そうですね~。寒いかもしれないですねー…。』
…な、何が言いたいんやろう。( ̄▽ ̄lll)
「でしょ~!?でね、 あの犬寒くてかわいそうだから、ダンボールで家とか作ってあげたらいかがかしら?」
…(゜д゜)ハァ!?
『へ? あ。 そ、そうですね…。』
…っていうかひょっとしてあんた、飼い主ちゃうん?
「じゃあね~」
『あっ!あの!ちょっと待ってください!』
「なぁに?」
『もしかして、飼い主の方とかご存知じゃないですか?』
「私は知らないわ~。私はただの通りすがりの人よ♪」
『そ、そうなんですか?』
…と、通りすがりの人…?(汗)
待てまて~ぃ!通りすがりの人って、アンタ一体誰やねん!
「じゃ、頑張ってね~。」
『あっ!ちょっと!』
プチッ! プー、プー、プー…。
一先ず、ダンボールで家を作ってあげました…。
続く。
- それは、寒い日の夜の8時を過ぎて、お客さんがほんの少し少なくなったちょうどその頃です。