梵天丸さんとモバ友になろう!
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- 2012/2/27 22:43
- 迷子の迷子の【後編】
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- このお話は、前回の続きです。
翌朝、ダンボールで作ってあげた家に大満足している犬。
こんな表情(図1)を見ると、すこし、愛着がわいてきたりする。
結局、その日も夕方になっても飼い主が迎えにくる気配は全く無く…
「やっぱり、捨て犬ちゃうんか~?」
『ど~する?もし、飼い主が迎えに来なかったら、だれが引き取るの?』
「警察に連絡するべきかなー?」
『…でも、警察に連絡して飼い主が来なかったら、保健所行きかな?』
「保険所?う~ん。ちょっとかわいそうやねー…。」
『ど~しようか~…。』
「しばらくここに縛り付けとく?」
『う~ん…』
…とか、なんとか話していた、その時…!?
店の前に、ものすごく高そうな、シルバーメタリックの見るからに高級そうなベンツが止まったんです。
店の前に止まったかと思うと、その後部座席から小娘が降りてきて、勢いよくこっちに走って来ました。
「これ、うちの犬なんですけど。」
『へ?』
急にそんな事言われても…
「これ、うちの犬です。」
『あ。そうなんですか…』
「連れて帰るんで、このヒモ切ってもらえますか?」
『あ、はい。』
チョキ。
「どーもー。」
『いえ、いえ?』
…と、言ったかと思うと次の瞬間、その娘さんは犬を連れて、車の方へ逃げるように一目散に走って行ったのです!
娘さんに、お礼を言われるでもなく…
…そして、車は走り去りました。
………。
…こ、この脱力感はいったい何なんでしょう?
「ありがとう」の一言も言えんのか~!ど~ゆ~教育しとんじゃい~!
親も、お礼の一言でも言わんか~い!
(こういうときは、お礼とか言って、諭吉さんが何人か登場したりするんじゃないんやろか・・・。)
ま。いっか。
はぁ。金持ちなんて、そんなもんだ。
…あ。そうそう。ところであの犬、どうやら、ビーグルっていう種類のペットショップでもちょっとお高い犬らしいんですけど…
でもね、でも、
ビーグルって言う犬は、普通は(図2)らしいんですけど、
あの犬は…
う~ん。きっと、いいもん食ってるんだろうなぁ~…。(図3)
もう迷って来るなよ~~!
- このお話は、前回の続きです。