YUKI◎さんとモバ友になろう!
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- 2013/9/10 16:14
- 整理整頓4
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家に着いて、
帰り際にお守りとして
彼が身に付けていたリングを渡してもらった。
家に入るなり
「こんな遅くまで何してたの!?」
って親に怒鳴られたけど、事情を説明したら分かってくれた。
とりあえずお風呂に入って一息つく。
お風呂から上がって携帯を確認すると、
「彼」から何度か着信が来ていた。
それに、メールも。
「彼」と、
ちゃんと話をしなければいけない。
「彼」に言わなくちゃいけないことがある。
そう思った私は、
再び鳴った携帯のディスプレイに「彼」の名前が表示されていることを確認すると、
覚悟を決めて通話ボタンを押した。
電話越しの「彼」は、
泣いていた。
その事に驚いたけど、
彼の声を聞いた瞬間
尋常じゃない程に震えだした自分にも驚いた。
受話器を持つ手が震える。
言葉を紡ぐ唇が震える。
それでも伝えなければいけない事があった。
そのためにはまず「彼」の言葉が必要だった。
「好きなんだ、愛してるんだよ」
「彼」の言葉が、
「本当」なんだって、
よく分かった。
分かったけど、
不思議な程に、
私の感情は冷めている。
冷めているというより、
ぐちゃぐちゃと言った方が正しいかもしれない。
「彼」の告白を聞いて、
自分が
嬉しいのか、
悲しいのか、
どう思っているのか、
分からなかったから。
私はとにかく私の気持ちの中で、はっきりしているものを伝えた。
「あなたがこわい」
っていうこと。
それから、もうひとつ。
「あなたのきもちにはこたえられない」
私は、
「彼」を 拒絶した
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