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    • 2013/9/10 16:08
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    • とりあえず私が無事だと分かると、案外すんなり電話を切ってくれた。









      耳元で電話の切れる音を聞きながら、今の状況を必死に整理しようとする。






      でも、思った以上に混乱しているのか、
      全く考えがまとまってくれない。







      あまり待たせるのは良くないだろうと、彼の隣の席へと足を進めてみる。







      なんとか平然を装いたくて、柔らかい表情をつくろうとしたけど、

      顔がひきつってうまくいかない。



      それどころか
      全身から血の気が引いていく感覚までする。






      私の様子がおかしいことに気が付いたのか、




      「どうした?」




      って声をかけてくれた。







      話したら、
      きっと迷惑をかける。




      初対面の人を、
      巻き込むわけにはいかない。







      そう頭では思っていたのに、



      言い様のない恐怖から少しでも逃れたくて、





      誰かに助けて欲しくて、






      それに、
      「この人なら信じられる」っていう、
      根拠のない確信に背中を押されて…









      体内の恐怖を吐き出すように、今さっきの出来事を、彼にすべて話した。







      話してる途中で
      窓越しに帰っていく「彼」の姿が見えて、



      身体を強張らせながらも







      出来るだけ詳しく話した。








      私の話を、
      彼は真剣に聞いてくれた。





      背中をさすったり、




      震える手を握りしめてくれたりしながら







      最後までしっかり聞いてくれた。










      全部話終えて、
      私が落ち着いてきた頃、







      「家まで送ってく」






      って言ってくれた。






      流石に悪いと思って遠慮したけど、






      「ほっとけない」






      って言って
      結局送ってもらうことになった。





      彼は彼の友達を呼んで、
      彼が家までバイクを取りにいく間、
      彼の3人の友達が私の側にいてくれた。









      もうなかなか遅い時間だったのに、詳しい事情も聞かずに3人とも駆けつけてくれた。








      彼が戻ってきて、
      3人の彼の友達と別れて私は彼のバイクに乗った。




      「寒いといけないから」





      って彼のジャケットを羽織らせてもらった。










      彼に送ってもらっている最中も、
      私の震えはおさまらなかったけど、
      赤信号で止まるたびに
      彼は振り向いて私の顔色をうかがったり、
      彼の腰に回した私の手を握ったりしてくれた。




      その優しさに私は救われていたと思う。






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