†ｳﾙﾄﾗﾏﾘﾝ†さんの日記

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- 2012/5/23 12:28
- 蒼い街灯の街角で①
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- ネグレクトと言う言葉を初めて聞いたのはいつ頃だろう
  
  直訳すれば、『無視』になるのかな
  
  最近では、育児放棄の意味で使われている
  
  過去に一度だけ、親から育児放棄宣言をされたことがある
  
  実際に育児放棄をされた訳ではない
  
  『もう面倒は見ない』と言われただけだ
  
  小学校の４年生の時だった
  
  そう言って、部屋のドアを閉められたら時のことを、よく覚えている
  
  この部屋以外の世界が、全て消え去って、この世の中の全てのものから取り残されたように感じた
  
  ただただ、果てしない虚無感だけを感じた
  
  泣けばいいのか、笑えばいいのか‥
  
  何を感じれば良かったのか‥
  
  自分と言う存在が、いかに小さく頼りないものなのか
  
  いかに薄く希薄なものなのか
  
  そして
  
  いかに必要の無いものなのか‥
  
  ただ実際に放棄された訳ではなかったから、朝になると、食べ物はあった
  
  その時に、オレの中で何かが変わったのか‥
  
  いや‥どうだろう‥
  
  でも、実際は分からないのだ
  
  オレに因果関係を証明する術はないのだから
  
  愛情と言うものが、理解ができない‥
  
  しかし、そのこと自体が弊害なのではない
  
  愛情を
  
  『理解しなければならないもの』
  
  としてしか捉えられない心になることが弊害なのだきっと‥
  
  愛情とは、単に受け入れればいいもので‥
  
  与えればいいものなのだろうきっと‥
  
  そして愛とは、打算も何も無いもので
  
  とても自然なものなのだろう
  
  あの時に変わったものとは
  
  自分の必要性を信じる心だったのではないか‥
  
  オレは全く必要の無い存在なのだ
  
  いや、実際はそのようなハズは無いのだけど
  
  どうしても、心のどこかで、そのように感じているのだ
  
  ～続～