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    • 2013/11/21 4:19
    • クロノア公開間近小説2
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    • クマがいるから平気だと自分に言い聞かせて路地に座り込みました。
      冬の寒さが身体を震わせます。
      白い息を吐きながら空を見上げると、雪が降ってきました。
      研究所で終わるより綺麗な雪の下の方がまし。
      静かに寒さに耐えていると、影が被さっていました。
      顔を上げ、相手を見上げます。
      仏頂面の青年が、ノアを見ていました。

      「ノアってお前?」

      青年の問いにノアは、頷きます。

      「探したぞ、ほら早く立てよ」

      抱き抱えられたノア。
      青年は、雪の降る町を静かに歩き出します。

      -お兄ちゃん誰?

      -リクイス。

      -どうして、僕を?

      -親父に頼まれたから。

      二人は、町から見えなくなるまで黙っていました。
      ノアは、青年の暖かさに胸が熱くなります。

      「泣けよ、寂しかったならな」

      ノアは、青年の胸に顔を埋めて泣きました。
      声を出さずに静かに泣きました。
      こうして二人は、長い長い旅を始めましたとさ。

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