ラブなゆたさんの日記

更新する

- 2010/12/3 0:56
- ③
- コメント(0)
- 閲覧(13)
- ②のつづき
  
  そんでその後すぐ
  俺は本業で
  外の枯れ葉掃除をしよったんです。
  
  しばらくしたら
  小雨が降り出して
  あぁ止めるか続けるか微妙な雨ぢゃのぉって考えながら続けよったら
  
  例の子供が一人外にでてきて
  家に帰るのか違う場所へ行くのか
  チャリンコにまたがったんですよ
  
  またなんも言わず
  さらっと消えて行くんだろうなって
  
  考えよったら
  
  突然ね
  
  ｢雨ふりよるけど｣
  
  って言われて
  
  こっちはしゃべると思わんくてビックリしてしまって
  
  ｢えっ？うん｣
  
  としか返せんくて
  
  そしたら
  
  ｢早く中はいらんと風邪ひくよ？｣
  
  とぶっきらぼうに言われて…
  
  本当に驚いてテンパって
  
  ｢でもまだ掃除途中ぢゃけんね｣
  
  って返したら
  
  ｢ふぅん。大変じゃね｣
  
  って言われて。
  
  そしてその子はチャリンコでどっかいったんですけど
  
  もうほんと
  
  涙でましたね。
  
  自分がどれだけ小さかったか再度思い知ったってゆーか
  なんて暖かい子なんだろうかって
  
  俺、この子の何を見てきて嫌いとかいっとたん？
  ちゃんと向き合ったらいい子ぢゃないかと。
  
  自分が歩みよってもないのに向こうがきてくれるわけもなかったし
  
  心開いてなかったのは自分なのに
  その子が心ひらかんのをその子のせいにして
  
  そんな心完全に見透かされとったなって
  
  ほんと自分の心の狭さ思い知りましたね。
  
  その日は雨降りもあって職場には子供達が児童館なみに遊びにきとって
  
  その後帰ってきた例の子とその場におった２０人くらいがいっきに鬼ごっこはじめだして
  
  わいわいしとる中
  ほんと心からみんな可愛いなって笑顔で皆を見よったんですけどね
  
  またその子にビックリすること言われたんですよ。
  
  ｢Nちゃん後ろに隠れさせて！｣
  と
  
  初めて名前呼んでくれたし
  すっごい縋り付くように背中にくっついとったし
  
  その子との初めてが多すぎて感動してしまって
  めっちゃ心が暖かくなりました。
  
  ④へつづく