とりとさんとモバ友になろう!
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- 2015/11/3 4:01
- 泣きたいこと
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- 複雑に入り混じった気持ちが心を占めていて、何でもない時にふと涙が流れる
泣く事じゃない、泣いてる場合ではない、しっかりしなきゃ
そう言い聞かせては目を乾かす
あれからまだ1年も経っていない
冬の北海道を旅行中、長男は自動車事故を起こした
潰れて半分くらいになった車体の中で挟まっていた息子の救出には、2時間以上かかったと後で聞いた
救急搬送された病院からの連絡で、うとうと昼寝をしていた私は突然日常から剥がされ、半分不思議な感覚のまま、しかし何も疑わず祈りながら京都から8時間後には札幌に着いていた
集中治療室でベッドに寝ている
確かに息子だ
色んな管や機械が身体につながって生命を維持しているらしかった
主治医からの説明で、すでに緊急手術のなされた足の裂傷と四肢の大きな骨折、肺に血が溜まっているが頭と内蔵は無事、命の危険な状態ではないと知る
息子よ、命をもらったんだね
助けてもらった
当初痛み止めや薬で眠る時間も多かったけど覚めている時は痛みと苦しさに支配され狂いそうに泣き叫ぶ、その姿は見ていられなかった
私の事はわかっている
事故の記憶は無い
頭への損傷はなかったものの、脳には少し別のダメージがあった
事故後1週間待った大腿骨の手術のあとは痛みも落ち着いてきたようだった
うつろな視線や興奮したり泣いたりの幼児のような様子から1~2日で1才成長していくように表情や言葉が繋がっていった
数日で1往復の会話が出来たり食事や手足を動かすリハビリも始まった
ここがどこなのか
今が何月なのか
自分が何才なのか
毎日教えてもらってもなかなか正解しない
色んなリハビリの毎日だった
面会時間中はゆっくりいろんな話をした
息子と二人、こんなにずっと一緒にいるなんていつ以来だろう
それから杖をついて歩き飛行機に乗れるようになるまで1ヶ月半、若い身体は物凄い勢いで回復していった
- 複雑に入り混じった気持ちが心を占めていて、何でもない時にふと涙が流れる