デコース←さんの日記

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- 2015/4/4 23:29
- 心残り
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- 私があの子と一緒にしたかったことで、最後まで叶わなかった事があります。
  それは一緒にお酒を呑むことでした。
  どんな癌でもそうなのかは分かりませんが、あの子の場合は消化器系にも転移していたので、飲酒は基本的に禁じられていました。
  でも余命が半年と宣告されて、本人は最後だと思ったんでしょうね…
  それまで避けていたクラス会に行って、随分ご機嫌さんで帰ってきました。
  何度も「また会いたいわ」と言っていたのが可愛くもあり、また少し切なくも感じました。
  私があの子の酔った姿を見たは、後にも前にもこれ一度きりです。
  
  後で知った話では、あの子は酒にまつわる失敗を数多くしたようです。
  胸のパッドがお腹までずり落ちたとか、カラオケで暴れて足の指を骨折したとか(笑)
  泣くことも珍しくなかったみたいで…これは死んだ父親に似たのかも知れませんね。
  兄はちょっと感動屋なところがありましたから。
  今で例えるなら…織田信成みたいな感じですか(笑)
  あの子の感受性の豊かなところは、きっと父親譲りだったんでしょうね。
  親子水入らずで飲む酒は美味しいんでしょうな…
  涙で少ししょっぱいかも知れませんが(笑)