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    • 2011/10/24 23:13
    • カゲロウデイズ
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    • 8月15日 PM12:31

      より深さを増した澄み渡るような青空、遠くには大きな入道雲が浮かぶ。
      病気になりそうな程眩しい陽射しの中、この長い休暇を持て余しているボク達は、特にすることもなく公園のベンチに座り駄弁っていた。

      彼女と過ごす何気ない時間が、ボクは好きだったりする。

      『……でもまぁ、夏は嫌いかな』

      何処で拾ったのか、いつの間にか膝に猫を抱えていたキミが、猫を撫でながらふてぶてしくそう呟いた。

      『どうして?ボクは好きだよ、夏。綺麗な青空とか、草熱れの匂いとか、蝉の声とか。祭とかもあるし』

      『あ、』

      ボクの話を聞いているのかいないのか、短く声を発するとキミは膝の上から逃げた猫を追い掛けて行ってしまった。
      ボクもそれを追い掛ける。
      そして『捕まえた』とキミが飛び込んでいったのは


      『……戻れッ!!危ない!!』


      赤に変わった、信号機。


      瞬間、スピードを緩めずに向かってきたトラックが、キミを轢きずって、鳴き叫ぶ。
      赤い紅い血飛沫の色とキミの香りとが混ざり合って、思わずむせ返った。

      『……っそんな、ことって……嘘だ、こんなの……!!』

      “嘘じゃないぞ”


      ゆらりと、キミの元で陽炎(カゲロウ)が嗤う。


      何処までも高く澄み渡る夏の水色、掻き回すような蝉の音に、全てが眩んだ。


      ―――――
      ―――



      「っ!!」


      時計の針がやけに響いている。
      ベッドの上、辺りは真っ暗。
      今、何時だ?

      8月14日 AM00:03


      夢の中の、やけに煩い蝉の声を覚えていた。



      ―――


      元歌ありの短文。
      何となく書きたかっただけ
      物語は続きます

      …そうです、現実逃避です(__;)

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