気高 高貴さんとモバ友になろう!
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- 2013/6/12 5:28
- 小説の練習 第9話
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ボクは少しだけココロが軽くなった気がした
そして、気づくと頬に涙がつたっていた
理恵子はその涙を指で優しくぬぐうと
そっとボクの唇に唇を合わせた
ボクは、わけもわからずただ目を閉じた理恵子がキレイだと思った
…………
時間が止まった
そんな一瞬をボクは久しぶりに感じた
ボクは言った
『ボクは汚れてるぜ』
『汚れてない人間なんていないでしょ』
『だけどなんでボクなんだ』
『それはナイショ』
ボクはイタズラっぽく笑う理恵子を見て
また始まったんだな
また始まった
ボクの時計はまた動き始めたんだと実感した
………………
『センセイ、わたし、鼻水はぬぐわないよ』
えっ鼻水
でてねぇじゃん
舌をだして笑う理恵子をボクはもう一度強く抱きしめた