気高 高貴さんとモバ友になろう!

日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!

Yahoo! JAPAN IDだけで遊べる!今すぐ遊ぶ!

    • 2012/12/18 1:39
    • 小説の練習 第5話
    • コメント(1)
    • 閲覧(28)
  • "アバター"
    • 何もしなくても明日はやってくる

      理恵子との食事の日

      ボクは、理恵子の送ってくれた地図をみながら

      愛車アルファロメオスパイダーで迎えに行った

      濃紺のボディが、夜に溶け込んで、すべるように疾走するのはいつみても悪くない

      理恵子の家について、メールすると、すぐに理恵子はやってきた

      第一声

      『かわいい車!』

      (かわいい?カッコいいの間違いだろ いや待てよ 確か、女の子はイケてるものはなんでもかわいいって言うんだよって、元カノに言われたなぁ)

      『左ハンドルだから外車だね どこの国の車?』

      『イタリアだよ』

      『そっかぁ イタリアの車ってなんか赤のイメージなんだけど、赤じゃないんだね』

      ボクは唇の端五ミリで、フッと笑い


      『イタリアにも夜はある』

      (ちょっと、間)


      『なにそれ センセイ面白い』

      (なんですとぉ!!!決まったと思ったのに 所詮、二十歳の小娘にはわからんさ)


      なんて感じで、はじまり、今日は焼き肉に行くこととなった


      相変わらず、学校とはかなり違い、よくしゃべる

      それにほとんどが、質問で答える前に、頭の中はマッハで回転して、言葉を選んで答えてたから、かなり疲れた

      でも、楽しくもあり、ボクは、なぜか理恵子の顔を斜めでみることしかできなかった


      すると、突然理恵子が言った

      『センセイ、私のカレ、何考えてんのか全然わかんないんだぁ』

      (ガーン 彼氏いるんだぁ)

      『た、たとえばどんなとこが?』

      『だって、連絡全然くれないし、好きとかって全く言わないんだもん』

      『うーん、それは束縛したくなくて、あとは照れてるだけじゃないか』

      『そっかぁ、でもやっぱ寂しいし、物足りないよ』

      『でも、好きなんだろ?』

      『うん、大好き』

      (そんな真っ直ぐな目で言うなよ)

      なんか、ちょっと気分が沈んだ

      やっぱ、ちょっと期待してたんだな

      いかん、いかん、ボクはセンセイなんだ


      理恵子を家まで送り、また1人、ストイックに車を走らせてるとメールが

      『センセイ、今日もありがと。今度はどこいこうか?』

      ボクは、そっと車を路肩に寄せて止め

      『彼氏に悪いから、もう終わりにしよう』

      と送信した

      タバコを1本吸い終えて、再び、車を走らせようとした時に、理恵子から電話が

      『センセイ、あれ信じた?彼氏の話、ウソだよ』

      (なんなんだ?)

      『センセイ、彼氏の話したとき、動揺してなかったぁ』

      ボク、無言

      『じゃ、またね おやすみなさい』

      笑いながら、理恵子は電話を切った

コメント一覧

更新する

この日記を違反通報する

気高 高貴さんの
お友達の最新日記

日記を探す

気になるキーワードで検索

みんなの新着日記