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- 2009/12/9 3:07
- 村下孝蔵さんを語る
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- 歌人・・・「村下孝蔵」
「初恋」や「踊り子」のヒット曲で知られるシンガーソングライターだ。
初めて村下さんの楽曲を聞いたのは、彼がもう亡くなった後だった。
今でも、その透き通った歌声に衝撃を受けたことを覚えている。
その曲は「初恋」だった。
歌声もさることながら、その詩の世界にも魅せられた。
英語を一切使わず、綺麗な日本語で構成された詩だった。
その歌声と詩を聞いているだけで、鮮明にその情景が浮かんでくる。
そんな不思議な感覚だった。
それから、村下さんのCDを色々と聞いてみた。
やはりその曲、その曲に合った風景が浮かんでくる。
元々、シンセサイザーやコンピューターを使った、いわゆる「打ち込み」の音楽が好きで、そんな曲ばっかり聞いていたので、「なるほど!!そういう手があったのか!!」という気持ちになった。
村下さんは熊本県水俣市の出身で、映画館を営む家に生まれたらしい。
「加山雄三」「ベンチャーズ」に憧れ、エレキギターを始める。
「初恋」の誕生秘話は中学時代に想いをよせていた女の子に向けて書かれている。
俺は居てもたってもいられず、水俣市へと車を走らせた。
村下さんの曲をかけながら水俣をドライブしていると、凄い一体感に襲われた。
まさしく「音と映像の一体化」だった。
のどかな風景、橋の下の綺麗な川で遊ぶ子供達、そして何より「初恋」の舞台になった村下さんの出身中学校。
夕方には水面に夕日が反射して、さらに美しい景色に変化する。
そこを下校している学生たち
この町で育った感性が、いろんな情景を想像させる曲に繋がっているんだと改めて感じた。
村下さんが亡くなった今でも、年に数回メモリアルコンサートが開かれている。
俺は「TM NETWORK」の大ファンだけど、また違った魅力を持つ「村下孝蔵」を語ってみました。
- 歌人・・・「村下孝蔵」