うぃりあむ＠さんの日記

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- 2018/2/21 23:24
- ニートの最期　2
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- 彼より年上の世代の人たちは「あいつもせめて３０の頃に嫁を貰っていたらもう少しまともだっただろうに。」と、ため息交じりに言うのですが、私は、そうは思えませんでした。
  子供のころ叔父になぜ結婚しないのかと尋ねたら「面倒くさいからや」と言われました。当時は、一応、職もありまともな所もありましたから「かっこつけてんのかな」程度に思っていましたが、今にして思えば「面倒くさい」が、叔父の一貫したライフスタイルだったのかもしれません。面倒くさいから結婚もせず面倒くさいから仕事をやめて人の忠告を聞くのが面倒くさいから独りでいる。その結果が、孤独死です。
  変死ということなので、亡骸は検死に回されました。
  兄弟に散々迷惑をかけてきたのだから今更葬式なんてという話の流れになって警察から斎場に直行、出てきた骨をさっさと墓に収めてしまいました。それでも一応、形だけはということで斎場と墓前にお坊さんに来ていただいてお経だけを唱えていただいた。頭をたれながら以前「俺が死んだら警察が死体を回収して葬式を挙げてくれるわい。」と言っていたのを思い出していました。ほかの叔父も叔母も従妹も泣いて悲しんでいましたが、お骨上げの後骨壺を持ちたがらず何故か私が持つことになりました。焼き場の熱が残る骨壺に「警察は、検分はしたけど葬式はやってくれんかったで」とつぶやいた次第です。