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- 2013/10/3 13:56
- #75『ラストワンマイル』楡 周平(著)
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- #75『ラストワンマイル』楡 周平(著)
【ヨミ】ラストワンマイル/ニレ シュウヘイ
【読後感】爽快
【評価】★★★★☆(4.9)
(↑5つ星『再生巨流』との比較上)
【舞台】
・2005年(?)
・日本橋人形町←暁星運輸本社
【主要人物】
・横沢哲夫(37)…暁星運輸本社営業本部広域営業部:課長
【つぶやき】
・暁星運輸→ヤマト運輸(?)
・ピットイン→(?)
・エニイタイム→セブンイレブン(?)
・蚤の市→楽天(?)
・極東テレビ→TBS(?)
【フレーズ抜粋】
「俺たち民間企業はな、限られた資金と、人材をフルに活用し、それこそ血を吐くような思いをしながら今日の地位を築き上げてきたんだ。組織の歯車が一つ狂えば、個々に課せられたノルマが達成できなきゃ、会社が潰れちまうかもしれねぇ危機感と恐怖におびえながらな。だが郵政は違う。あいつらが全国津々浦々までカバーできるネットワークを構築できたのは、自分たちが稼いできた金を使ってのことじゃない。俺たちから巻き上げた税金を使ってのことだ。連中が民間よりも安い料金で配達を請け負えるのも、元手がかかっていない以上に、いまだに税制面を始めとする様々な優遇措置を受けている特殊な団体だからだ。それが、民営化されるから、民の市場に手をつける。そんな虫のいい話があってたまるものか」(P24)
【出版社】新潮社
【レーベル】新潮文庫
【刊行】2009.10.1
【初出】2006.10(単行本)
【価格】629+税
【ISBN】9784101335742
【本文頁数】468p
【目次】
・第一章:忍び寄る影
・第二章:危機の連鎖
・第三章:果てなき欲望
・第四章:アイデアの種
・第五章:最強のチーム
・第六章:決戦前夜
・第七章:敵の敵は味方
・第八章:一世一代の勝負
・第九章:役員会議
・第十章:形勢逆転
・終章:ラスト ワン マイル
〔解説〕元木昌彦(編集者・ライター)
【内容(「BOOK」データベースより)】本当に客を掴んでいるのは誰かー。暁星運輸の広域営業部課長・横沢哲夫は、草創期から応援してきたネット通販の「蚤の市」に、裏切りとも言える取引条件の変更を求められていた。急速に業績を伸ばし、テレビ局買収にまで乗り出す新興企業が相手では、要求は呑むしかないのか。だが、横沢たちは新しい通販のビジネスモデルを苦心して考案。これを武器に蚤の市と闘うことを決意する
- #75『ラストワンマイル』楡 周平(著)