★ちゃこ♀☆さんとモバ友になろう!
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- 2009/7/15 2:56
- 息子の大切なもの。小説風
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- ある夜のこと、布団に入り寝ようとすると、息子が突然、『この枕がなくなる事をと思ったら涙がでてきた
』といって、自分がいつも使っている枕を持って泣き始めた。お昼寝セットについてきた安物の枕である。どんだけ?と思いながらも『わかるよ
大事なんだもんね
無くならないから大丈夫だよ
』となだめた。毎日使ってるから情が移ったのだろう。しかし、『枕のここの綿がなくなってきている』と枕を私の顔の前に突き出して説明する。そりゃ使ってれば綿は縮むし布は伸びる。『そんなの大丈夫だよ
』と言い聞かせながら、枕のことで泣いている息子が可笑しくて笑ってしまった。そのころまだ小さい娘は布団の上をあちこちコロコロ
転がっている。 こちらに気をとられていると、タンスの近くで枕を抱き締めながら『ねぇ
この枕どうなるのぉ
ねぇこの枕どうなるのぉ
』連呼しながらまだ泣いている奴に気づいた。もはや大泣きである。『いい加減にしろ
早く寝ろい
』 少しキレた。そしてうるさい奴らが寝静まったころ、そっと覗いてみると、いつもの如く上も下もなくあちこちに転げて寝ている息子と娘そして、大切な枕はしっかりと息子の足の下敷きになっていたのだった。 ねぇ…この枕どうなるの?
- ある夜のこと、布団に入り寝ようとすると、息子が突然、『この枕がなくなる事をと思ったら涙がでてきた