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    • 2009/8/16 2:48
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      夜が抱えた孤独は芳香の様に拡散して、水面を滑る。
      もし僕が書痴と呼ばれるくらい精神に気品を求めていたら、きっと肉体をその波紋の上の揺れる船にして、微かに震える皮膚で風を読むのかもしれない。
      精神は多様な変化を孕む泡の様で、静かに描かれる波紋のほんの側、直ぐ後に隠れている。
      だけれどきっと、鈍感で気付かなかった皮膚は慌てて、全部が裏返る。
      大気に晒された内臓を内側から感覚として取ると、(まるで脳の中心が口腔になって)古くなった油を塗り込まれた様な、そんな理不尽を感じる。
      肉塊であって、『洋服を着た猿ですらない。』
      それは今の自分かもしれない。
      水面という爼で叩かれながらそう言い聞かされると段々とそう思ってくる。
      しかし、(こうならなければ分からないのも皮肉だけど)自分の鼓動というのはあまりにも大きい。
       
      そんな風に『赤い』夜のせいでグロッキーになる。
      でも、時には明けない夜があっても良いんじゃないかなと思う。
      たまには少しくらい睡眠をサボったって、ベッドには怒られやしないし。
      衝動の洗礼は、苦しいけれども、もう一方で精神の知覚を拡大する。
      視覚だけに媚びるな。
      僕らは昼、十分喪に臥したじゃないか。
       
      路上は革靴に踏み固められ、喧騒で聾唖になった。
      場所の精神の上には多くの枝が建築され、権力の果実が実った。
      夢の内にも皆は上を目指す。
       
      だけれど、猿ですらなくなった僕は登らなくてもいいはずだ。
      道や壁の匂いをかぎ、僕達自身も街の息吹きになる。
      着飾らなくていい、言葉も選ばない。
      僕が『僕の言葉』で話した時、君が『僕』に話しかけてくれればそれだけで嬉しいんだ。 
       

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