☆マオ☆さんの日記

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- 2009/5/22 18:03
- 旅立ちの準備。白待っててや！
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- 金曜日の夜、最後に50㏄程のお水を口にしました。
  呼吸はﾊｧﾊｧ･ﾊｧﾊｧ･ﾋｨｰ・ﾌｰと腹式呼吸が混じる様になり､一息一息が深く重たく感じられる様になりました。土曜日の午前1時頃、突然体を反らせ両手足を伸ばして、力を入れだしたのです。何をしているのか解りませんでしたが、体が痛いのかな？と思ってさすってあげました。そして次に、全身の力を抜いて深呼吸をするのです。｢白、どないしたん？何をしてるの？痛いの？｣と声を掛けても無反応で、しきりに先ほどの動作を繰り返すのでした。ひと呼吸ごとに体力が消耗していくのが、目に見えて解るのです。でも止めようとはしません。私は何やら入ってはいけない領域に感じ、体をさするのを止めて、じっと見つめていました。5時間掛けて朝の6時にその意味が解りました。白はお腹の中身を全部出していたのです。5時間掛けて排尿・排便をしていたのです。見ると真っ黒な便でした。その時ハッと気付いたのですが、以前友人のお父様が、癌で亡くなられた時に聞いていた行動と同じだったんです。思わず｢同じや。｣と口に出てしまいました。白は自力で旅立ちの準備をしていたのです。それを知り、胸が張り裂けそうになりました。
  呼吸は完全に腹式呼吸に入りました。白の様子を見て子供が｢学校を休んで白の傍にいたい。｣と言ったので、この時ばかりは考えましたが日程を聞くと、ちょうど懇談の週で一時間しか授業が無いと言うので、｢大丈夫や、休んだら白が哀しむから行きなさい。｣と判断しました。しかし、白の状態は意識は少しあるものの、反応出来ない状態にありましたから、果たして待っていられるか心配ではありました。4時間、せめて、3時間でも待っててくれるか、子供は必死で｢白、直ぐに帰ってくるから待っててや！必ず戻って来るから待っててや！約束やで！｣と言い残して出掛けました。
  白、最後の約束やで！待つんやで！何があっても待つんやで！お願いやから待っててや！祈る思いでした。